N-TM 601 10CH Neutoron AMP Discriminator (TTL Discri OUT)は、中性子検出用のアンプディスクリ モジュールです。本機は、チャージアンプ部、シェイパーアンプ部、ディスクリ出力部、及びディテクタバイアス用抵抗部で構成されています。チャージアンプ部は、独自に開発したハイブリッドICを使用し、かつ外部からの影響を極力抑えるため、チャンネル毎にシールドケースにいれてあります。シェイパーアンプ部は、各チャンネルに、1段微分2段積分回路の、ミニカード基板を採用し、シェイピングタイムは、1μｓになっています。ディスクリ出力部は、スレッショルド電圧 0~＋3ＶまでのコンパレーターとTTL正論理出力（50Ω出力）からなり、出力パルス幅は、1μｓになっています。出力信号は、フロントパネルのディスクリアウト（LEMO)または、リアパネルの20ピンヘッダーから出力されます。 ディテクタバイアス用抵抗部は、リアパネルより入力された高電圧（最大2.5kV）を、10チャンネルに分割し、フロントパネルからディテクタに供給されます。また、THROU端子がありますので、チャンネル増設時、外部に高圧分電盤等を必要としません。